契約書の構成要素

契約書の構成要素

契約書の構成要素

単に契約書とするのではなく、売買契約書、金銭消費貸借契約書、建物賃貸借契約書などのように具体的に表示する必要があります。

 

収入印紙

印紙税法の定めに従い、不動産など譲渡に関する契約書、金銭消費貸借契約書など印紙を貼る必要があります。ただし法律行為の有効無効と印紙の有無は直接の関係はありません。また印紙には消印が必要です。

当事者の表示

誰と誰の契約なのか、契約の効力の及ぶ権利者と義務者は誰と誰なのかを表示します。

前書き

前書きは当事者を示し、かつ契約の主たる目的、すなわち土地の売買とか、建物の賃借とかを表示しておきます。

目的条項

金を貸したとか、いついくら返済するかなど、契約の目的を条文ごとに詳細に記載します。

後書き

契約書の体裁を整える意味と、契約書を何通作成したかを記載します。

作成年月日

絶対に必要な記載事項です。年月までではなく日まで記載します。

当事者の署名押印

重要なのは、押印です。記名の場合には印鑑を押します。ワープロ等で打たれた文字は、誰が打っても同じなので印鑑によって補強させる意味合いがあります。署名の場合は押印が不要ですが、日本では印の欄のある書類に押印がなかったら、押し忘れを指摘されるほど、印鑑は重要視されますので、実務上の処理としては、たとえ署名であっても押印しましょう。

物件目録

不動産の売買、貸借では、本文の最後に物件の明細を書きます。